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10年03月01日(月)
2月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:3491ページ おいしい毎日うーむ。大橋さんのこだわりって、凄くいいと思う。私もこういったこだわり(こういうものじゃないと嫌だ、とか同じ器具じゃないと嫌だ、みたいなの)持ってるけど、ちゃんと貫き通せなかったり折れてしまったりするもんなあ。自分の芯が通っているのって凄い。あと大橋さんのレシピはどれも簡単でアイディアがあって美味しい。 読了日:02月01日 著者:大橋 歩 ケルトの国へ妖精を探しにうーん。これを一冊の本として出すのってどうなんだろう…………。ちょっと深みが足りないような。でも、紹介されていた書籍は読みたくなりました。「剣と絵筆」とか。 読了日:02月02日 著者:高柳 佐知子 読了日:02月06日 著者:高柳 佐知子 ティスと洋服を選びに行く所が良かったなあ。魔女のワードローブも素敵。 読了日:02月06日 著者:高柳 佐知子 高柳さんのイラストって何でこんなにメルヘンで、あまーい気持ちになるんだろう…。懐かしくって可愛らしい。水色や緑やピンクがよく使われてるからかも。文字が少々読みにくかったのが残念(アジはあるんですが…) 読了日:02月06日 著者:高柳 佐知子 「赤毛のアン」ノート―夢みるあなたへの贈り物綺麗なイラストが素晴らしい。赤毛のアンを詳しく解説してくれてる本。ただ私もアン大好きだから、あんまり手放しで楽しく読めなかったなあ。ひっそり一人だけで楽しむのがすきだからかも。ただイラストと書き文字はとてもよかった。 読了日:02月08日 著者:高柳 佐知子 海の深み―ステフィとネッリの物語〈3〉読了日:02月08日 著者:アニカ トール 大海の光―ステフィとネッリの物語ああ、面白かった。ユディスとの自転車の旅の場面なんかもとても良かった。が、戦争と人種差別がもたらしたとてつもない打撃は、凄まじいものがあった。自分の立っている場所や考え方、精神への衝撃が痛々しい。ただ、どちらかというと柔軟な考え方をしているステフィが、ユダヤ教にきっちりハマった考え方をしているユディスよりも強い、ということもわかった。苦境においても相手の違いを受け入れられるか、というところが異常状態で自分を保つ鍵なのでは、と思う。登場人物皆に説得感があり、リアルで、とてもよかった。 読了日:02月08日 著者:アニカ トール ゴールデンスランバー初伊坂本。予想外に面白かった。学生時代の絆と絡めて描いている所が良い。極限状態に陥っても、自分を信頼してくれる友人がいるかどうか、というのは、相手を自分も信頼しているかどうか、なのかもしれない。しかし主人公の青柳君がなよなよしてるので、本当に熊に痛めつけられてる小動物みたいで読んでてつらかった。 読了日:02月08日 著者:伊坂 幸太郎 エンジェル最初はエンジェルに苛々したのだが、最後の方になってくると庭師のマーヴェルと一緒に彼女を好きになってしまうという…。まあこんなに好き勝手に生きてる人もいないのではないだろうか。ただ、訳文が微妙に硬くて、論文を読んでるような感じがしたのが残念。 読了日:02月13日 著者:エリザベス テイラー ヒットラーのカナリヤ (Y.A.Books)読了日:02月16日 著者:サンディー トクスヴィグ オーデュボンの祈り (新潮ミステリー倶楽部)最後の方は流し読み。一作目だからか、少し未熟な感じがしたかも…。置いてけぼりになってる問題が多々あったのが気になる。あとは、「誰もが知らない島」という、不思議な島が特に不思議ではなく、普通の島のような感じがした。主人公がいきなり変な島にきた、という感じがあんまりしなかったかな。暴力描写が少し拒否反応出てしまった。 読了日:02月18日 著者:伊坂 幸太郎 浅田真央、15歳こういった本って、記者の書き方がどうなんだろうと思ってたんだけどこれは良かった。どことなくフィギュア少女漫画or小説を読んでるかのような気分にさせてくれる文章と上手い写真。特に真央ちゃんの会話文のところがとても彼女の魅力が出ていると思う。 読了日:02月28日 著者:宇都宮 直子 浅田真央、16歳緊張すると心の中に橋が見える、という表現がとても興味深い。それは結構高くて細いのに落ちない橋。自分をコントロールできないときに橋は見えるという。どれだけの緊張なんだろう。この筆者の宇都宮さんは本当に暖かい視線で文章を書いていて、とても良い。 読了日:02月28日 著者:宇都宮 直子 氷上の美しき戦士たち面白かった。ジョニー・ウィアーとライサチェックの対比が興味深い。何となく演技にも出てるなあ、という性格描写。著者ならではの視点(身近にいるものとしての)で、フィギュアを語っていると思う。スケーターのセクシュアリティについてや、亡命してきたコーチがアイスダンスのバンクーバー五輪、金銀メダリストを育てた話なんかも面白い。キム・ヨナのコーチ、振付師、などについても書かれていて何故に彼女が強いのかわかったような気もした。 読了日:02月28日 著者:田村 明子 読書メーター
10年02月26日(金)
固唾をのんで見守っていました。 楽しんだし涙も出た。 良い大会だったと思います。 特に鈴木明子さんの演技、ジョアニー・ロシェットさんの演技、真央ちゃんの演技は、見てて涙が出てきました。 フィギュア見てこんなに泣いたのは初めてかも。 凄く心に響くプログラムがたくさんあった大会だったし、 あきらめないこと、しんどくても自分を貫く事、ちゃんと自分の立場を受け入れそして進んでいく事、なんかを凄く感じました。 真央ちゃんの演技は本当に勇気を与えてくれて、元気が出てきました。凄い。凄いです。 キムヨナ選手も凄かった。 減点の仕様がない、完璧なプログラムだったと思います。 本当に良い大会でした(見てるほうは。やってる方は悔しかったかもだけど…) 真央ちゃんが、「鐘」をフリーのプログラムに選んだ時、 私は、「どうしてこんなに重い曲を…もっと少女らしい曲の方が真央ちゃんの良さが出るのに」と思ってました。 でも、今日の解説の八木沼さんの「いつか選手も変わらなければいけない。自分の殻を打ち破って新しい自分を出さなければいけない」という言葉を聞いて、本当にそうだと思いました。 私は変わる事は、凄く怖い事だとずっと思ってました。 今も多分そう。 でも、ちょっと今日の真央ちゃんの演技を見て、なんというか胸の中にこみあえてくるものがあって、本当に有難うと言いたい。
10年02月13日(土)
伊坂孝太郎・著 新潮社+仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。 ■ 面白かった。 男版恩田陸みたいな感じ??と思ってたんだけど、読んでみたらだいぶ違った。 作品の暖かさみたいなものは伊坂さんの方があるかも。 副題に「A MEMORY」とついているように、主人公青柳君と大学時代の仲間や元恋人との繋がりを上手く生かしてるなあ、という感じ。人間不信になりそうな状況下でまだ人を信じる事が出来る主人公はある意味素晴らしい。 本当の友達って、多分緊急時に信じてくれる人の事を言うのだろうなあと思う。ただそれってこちら側も無条件に信じてないと無理かもしれないが(この主人公の青柳君の信頼度数は素晴らしいと思う) ベストセラーって………と思いながら手を出してなかったのだけれど、やっぱり売れるだけあって面白かったなあ。 伏線も凄くいかせられてたし、なんというか「上手い!」ていう感じ。 主人公の父親がマスコミに言った言葉が凄く印象的。 「名乗らない正義の味方のおまえたち、本当に雅春が犯人だと信じているのなら賭けてみろ。金じゃねえぞ、何か自分の人生にとって大事なものを賭けろ。おまえたちは、それだけのことをやってるんだ。俺たちの人生を、勢いだけで潰す気だ。 いいか、これがお前たちの仕事だということは認める。仕事というのはそういうものだ。ただな、自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれねえんだったら、覚悟はいるんだよ。バスの運転手も、ビルの設計士も、料理人も菜、みんな最善の注意を払ってやってんだよ。なぜなら、他人の人生を背負ってるからだ。 覚悟をもてよ」 ■
10年02月13日(土)
アニカ・トール・著 新宿書房+1945年5月、ベルリンが陥落。ついにヨーロッパの戦争は終わり、スウェーデンの港町、イェーテボリでも平和の訪れを人々は心から喜んでいた。だがウィーンへやってきたユダヤ人姉妹ステフィとネッリには、もはや帰る家はなく、父親の安否も知れない。異国の地で、養親や友人たちに支えられ、逆境を乗り越えて、大きく成長した二人。ステフィは町の高校を、ネッリは島の小学校を卒業。不安な思いを抱きつつ、新しい一歩を踏みだそうとする二人の本当の居場所は、どこにあるのだろうか?コルチャック賞受賞、「ステフィとネッリの物語」最終巻。 ■ ああ、面白かった。 ユダヤ人迫害、という重いテーマが根幹に流れる物語だったが、主人公二人の心の成長や、悩みなど、どの世界のどの時代の女の子も同じ道を通ったであろう心情が丁寧に描かれていて、とても良い作品だった。 戦争によって出会った島の人々や中学の友達が、ステフィをより成長させ、視野を広げたのは皮肉。多分ウィーンでそのまま高級な暮らしをしていたら、これほどの彼女の成長はなかったと思う。 戦争と人種差別がもたらしたとてつもない打撃は、凄まじいものがあるということ。自分の立っている場所や考え方、精神への衝撃が痛々しい。ただ、どちらかというと柔軟な考え方をしているステフィが、同じユダヤ人で「〜でなければならない」というユダヤ教の教えをしっかり守っているユディスよりも強い、ということもわかった。苦境においても相手の違いや欠点を受け入れられるか、というところが異常状態で自分を保つ鍵なのでは、と思う。 それにしても本当に登場人物の感情の揺れやなんかがリアルで面白かった。最近読んだ中では文句なしにベストの作品!人として大事なものを教わった感じ。 全4巻また読み直したい。 文庫にならないかしら………。 少女小説と社会派小説を上手く融合させているところなんかとても見事。 ■
10年02月02日(火)
ドナ・モリッシー 青山出版社+ニューファンドランド島の小さな漁村、そのはずれにある、今にもくずれそうな小さな家。そこに、知的障害のある母親ジョージーとしっかり者の祖母リジーと暮らす、少女キット。すぐに男の人についていってしまうジョージーの振る舞いのおかげで、村人たちから冷たい仕打ちを受ける毎日だが、リジーがつねにキットとジョージーを守ってくれていた。そのリジーが、突然死んでしまう。村の人たちは、キット親子を村から追い出そうとするが、キットは自分の家とジョージーとの生活を必死に守ろうとする。そんなある日、キットはシドと出会う。たがいに深く愛し合うようになるふたり。しかし、ふたりを待っていたのは、あまりに過酷な運命だった―。最注目のカナダの新鋭渾身のデビュー長編。ウィニフレッド・ホルトビィ賞受賞。 ■ 良かったです。 少女キットの一本芯が通っている感じがなんともいえなく良いです。 こういった小さな村って、多分どこも似たような感じなのだろうなあ、という閉塞感みたいなのも伝わってきます。 なんというか、皆知り合い!みたいな感じ。 知的障害のある母ジョージーと、父親(村人のうちの誰かであることは間違いない)の間に生まれたキットと、牧師の息子シドの恋愛物語なのだけれど、その辺の恋愛の描き方も凄く良いです。そしてこのシドが良い子なのだ…………。(牧師夫婦は意地悪なのに!) 村に住んでる奥さんたちは、殆ど皆キットに冷たいのですが、それは多分もしかしたら自分の旦那がキットの父親かもしれない、と思うからなんですよね。 最後、キットが決断する所が本当に神々しくて強くて素晴らしいと思います。 タイトルの意味も凄くわかる。 誰しもその人の意志にまでは介入できない、というのがよくわかる本でした。体や言葉で色々奪えたとしても、一番大切なところは奪えないんだなあ、と思う本。 ってことは意志を強くもたねばなーということをキットから学んだ作品でもありました(主人公キットは凄く根性があって強い子) この作者のデビュー作みたいなのだけれど、2作目も翻訳してほしい。 どうもあまり売れなかったのか、このデビュー作しか翻訳されてないんですよねえ。 料理の場面や、ジョージーの何だか憎めない感じもいいです(少し大きな子供みたいな) ■
10年02月02日(火)
アクセル・ブラウンズ 河出書房新社+アディーナの母は、家中をゴミで埋め尽くしている。父が亡くなったころからだ。そのころからアディーナを抱きしめてくれることも、食事を作ってくれることもなくなった。壊れた母の心を救い、母の呪縛から解き放たれる道は──。 ■ 表紙が酒井駒子さんだったのと、ぱらぱらめくってみると食べ物の描写が美味しそうだったので借りてみた本。 今回図書館本でアタリだったのは、この本と「それぞれの少女時代」だけでした。残念。 主人公アディーナがとっても可愛い本。 抱きしめてやりたくなるぐらいいじらしい。 彼女が通る道や家の中を表現している言語が、「ぴょんぴょん階段」だったり、「なんてきれいなのの箱」、「階段のよく見てみなくちゃの包み」、「とても捨てられないわの木箱」、「廊下の棚に積んだああ、これは大切」とかなので、 素敵なところに住んでるのだなあ、と思っていたのだけれど、段々全貌が明らかになってくるにつれて、そのアディーナの目から見た、「なんてきれいなの」の箱、やなんかは全部ゴミだということがわかりはじめてくる。 母のカーラは、家の外の人間を、ノック人と呼び、アディーナにも関わらないように、悪い人間だから家に入れては駄目、と教え込んでいる。 子供にとって母の言う事は絶対なのだな、と思う。 それぐらいアディーナが一生懸命言われた事を守っている所は本当に胸が痛くなる。 「ノック人と仲良くしては駄目」なので、学校でアディーナは友達もいないし、家の中がゴミだらけなのでアディーナも臭く、悪がき連中からは苛められる。 母のカーラは気まぐれな愛情しか注がない。 例えば口だけだったり、旅行に連れて行って良い思いをさせ、期待をもたせたり。 ご飯もお風呂もないのでアディーナは全部自分でする。 カビが生えたパンを食べたり。 が、このアディーナに新しい友達が出来る。 隣人のエアラ。 エアラはツルを保護する仕事をしているのだけれど、そのエアラとのふれあいで段々アディーナが外の世界を広げていく。 その辺の描写は見事。そしてそこに、母に悪い事をしているとの葛藤やなんかがない交ぜになっているところも。 子供にとって、母親(や父親)の愛情ってやっぱり必要なのだなあ、と思う。 これを読んでる間中、早く誰か気付いてあげて!!って思っていたのだけれど家の外は綺麗だし母は綺麗な格好をしてるので誰も気付かない所とか、モダモダしてしまった。 アディーナがエアラの家で、りんごのパンケーキを食べてるところとか、お風呂に入るところなんかの描写も凄く良い。 終わり方も上手いというか、リアリティがあった。 こう、日本人だったら上手くめでたしめでたし、で終わらせるような所をそうしていないというか。 ■
10年02月02日(火)
アニカ・トール・著 新宿書房+第2次世界大戦初期。ナチス・ドイツの支配が強まるオーストリア。ユダヤ人への弾圧から逃れ、生きるために、スウェーデンへやってきた500人の幼い子どもたち。そんな中に、ふたりの姉妹がいた。華やかな街ウィーンの両親の元を離れ、たどり着いたのは西海岸の寂しい漁師町。慣れない異国の地での生活と人々との交流の1年を描く。 ■ ナチスから逃れ、ウィーンからスウェーデンに親元を離れやってきた、姉妹の姿を描く物語。 ナチスものは、「アンネの日記」やなんかでも落ち込むので最近ではあまり読まないようにしていたので久しぶりです。 とても面白かった。 姉のステフィと妹のネッリの対比も、そうそう子供の頃ってこうだった!と昔の自分の子供の頃の妹との関係を思い起こさせました。 ステフィは思春期なので、起こっている事が大体わかるし、新しい環境にもなかなか慣れないのですが、ネッリの方は小さいのですぐ慣れてしまうところとか(ナチスの事や親とどうして離れるのか、という事もあまりわかっていない模様) ステフィとネッリの里親も180度ぐらい違う。 ステフィの方は、厳しくて地味な夫婦の家、ネッリの方は明るくて良い匂いのしそうな家、という具合。 特にステフィの里親の、厳しいメルタと無骨だけど優しいエヴェルトは、「赤毛のアン」のマリラとマシュウを思い起こさせます。 その辺の描写も面白い。 私個人としては、こうこうこうなるのだろうな、というようにステフィの行動を想像していたのですが、なかなか馴染めない所なんかは本当にリアルで良い意味で裏切られました。 ナチスの手がかかっていないところから出ると、ユダヤに対する差別心みたいなものは、時代がそうであっても殆ど抱かないのだなあ、というようなことも思いました。 集団心理って怖い。 所々ちょっと泣きそうになってしまった。 特に母親と父親からの手紙の部分。 早く2巻が読みたいです。 が、図書館には3巻と4巻は所蔵されていないみたいなのでリクエストしたいです(今年からちょっとリクエスト本の選別が厳しくなったみたいなのだけど大丈夫かしら……) ■ |