【記事】 ■一匹や二匹 (角川文庫)■仁木悦子■
まひろのお気楽日記〜活字中毒主婦の日常








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一匹や二匹 (角川文庫) :仁木悦子〔著〕

 1983年立風書房刊『一匹や二匹』の文庫版。1987年初版発行。

■一匹や二匹
 僕(櫟究介)と康志は6年生。学校帰りに子ネコを拾って、飼ってくれる人を探して歩くうちに、殺人事件の犯人らしき男を目撃してしまい・・・。

■坂道の子
 公園の入り口に寂しそうに立つ青いシャツの男の子が、お金持ちのうちの子どもと間違えられ、誘拐されてしまった。
 亡くなった甥っ子を思わせる雄一のことを、杉子は他人とは思えず、手がかりを求めて走り回ることに・・・。

■サンタクロースと握手しよう
 息子の哲彦の幼稚園のクリスマス会。お遊戯会の真っ最中に職員と園児の父親の死体が発見され大騒ぎに・・・。
 浅田悦子は、夫の史彦の助けを借りながら、真相究明に乗り出す。

■蒼ざめた時間
 バレンタインデーの夜。雑誌編集者の畦上啓介は一人の女性から声をかけられ、事件に巻き込まれることに。
 殺人犯の疑いをかけられた畦上は、無実を証明できるのか?

■縞模様のある手紙
 絹子の夫が開く翻訳工房の事務所に、フランスへ渡った恋人の井岡を探すための手紙を依頼する女性が訪ねてくる。
 一方、絹子は知り合いのお見舞いに出かけた先の病院で、井岡と瓜二つの男が事故死する。
 パリにいるはずの男がなぜ、ここに? 男の死は本当に事故なのか?


 細かいところ、ものの値段や小物類などは時代が進んでいるので「昔」を感じさせますが、作品自体は全然古さを感じさせません。
 仁木さんの作品に登場する子どもは、みんなとても生き生きしているので、児童書好きの私は、ミステリーだけでなく、児童書的な楽しみ方もできて2倍楽しめます。

 仁木悦子ファンには周知の事実ですが、浅田悦子というのは『猫は知っていた』の主人公・仁木悦子の結婚後の姿でもあります。
 結婚前の物語では兄がホームズで、妹の悦子がワトスン役ですが、結婚後は彼女が文字通り主役として、子連れで走り回っているのが面白いですね。



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