■■■
■■
The Spirit Of Gyoxay

■■
■■■
漫画と小説が中心の読書日記。「薄い」とか「細い」とか罵声を浴びせられながらも読んでます。

<<last this month next>>
SunMonTueWed ThuFriSat



1234
567891011
12131415161718
19202122232425
26272829







このページを登録。 by BlogPeople



移転


本ブログは下記のページに完全統合されました。

http://d.hatena.ne.jp/gyoxay330/

今後ともよろしくお願いします。





梶尾真治『精霊探偵』新潮社、2005年


精霊探偵

 「あなたのオーラが黄色なんですよ。これは嘘つきの兆候なんです。ほら、どんどん黄色が明るくなっていく。そうやって否定に否定を重ねると嘘がばれていきます」という内容や、「私の精霊がこのビルに住まう精霊と交信した結果、あなたは事件当日の午後3時半過ぎにこのビルの6階に居たということが分かっています。さあて、なぜあなたは警察には嘘の証言をしたのでしょうか」といった内容ではないかと本を手に取ったときは思ったのですが、さすがカジシンでした。

 以下、ネタバレがあったりなかったり。

 読み始めは、事故によって背後霊と会話が出来るようになってしまった主人公が、厭世的に物語るところでした。なかなか良い具合に後ろ向きで、楽しく読み進めていましたが、事件の様相が次々と明かされるに従って、いや、明かされるというよりは物語が進むに従って(としたほうが良いでしょうか)、実はミステリではなくSFなのだ、ということが分かってきました。この展開すら予想していなかったということは、僕の眼が曇っていることを示唆します。要所要所でミステリという枠組みを意識しながらか、丹念に物語を繋げていきながら、最後には突拍子もない次元にまで話を押し上げていく、という手法はさすがというべきでしょうか。何だか分からないままに話は終わりましたが、異なるものに日常をこれほどまでに侵食されながらも、恩田陸小野不由美ほどの恐怖感に纏わり憑かれなかったのは、やはりカジシンの魅力でしょうか。

 何はともあれ、黒猫が良いです。猫はいい。



→マイぷれすリンク 精霊探偵


谷原秋桜子『砂の城の殺人』創元推理文庫


砂の城の殺人 創元推理文庫

 『天使が開けた密室』、『龍の館の秘密』と続いていた激アルバイター・シリーズ(という呼称も今後なくなっていくだろう)の最新刊、そして何年ぶりかの新刊になります。富士見ミステリでこのような秀逸な作品が刊行されていたとは全く知りませんでした。そういう点では復刊してくれた創元社に感謝。

 そして数年ぶりに上梓された新作は見事なまでの推理小説としての基礎を固めた作品でした。巻き込まれる主人公たち、出来上がっていくクローズド・サークル、連続する殺人事件、訳知り顔で自らの推理を語りミスリーディングしていく脇役、最後に登場する名探偵。これほどシンプルなものが絡み合うことで、読者を見事に引きずり込むとは。おかげで眠れませんでした。

 いつもの登場人物たちがいつもの立ち廻りをするだけで、読者は安心して、そして楽しく読むことができます。明後日の方向へとカッ飛んで行くわけでもなく、盤石に話を進めながら、そしてシリーズ全体を通す大きな物語までをも進めていく。いやはや、何とも。次はどうするのでしょうか。



→マイぷれすリンク 砂の城の殺人 創元推理文庫


『かみちゅ!』 DVD 7、8巻


かみちゅ! 7かみちゅ! 7
倉田英之 舛成孝二 MAKO

アニプレックス 2006-02-22
売り上げランキング : 14818

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


かみちゅ! 8かみちゅ! 8
倉田英之 舛成孝二 MAKO

アニプレックス 2006-03-29
売り上げランキング : 14550

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 何だかんだで春休みを通して、全話見ました。かみちゅ

 神様中学生だとか、神様だけど中学生だとか、そういったことは全て放り投げて、このラスト2巻は進んでいきます。もう神様話もやりつくした感があるというか。お正月のイベントを全て捨象して、三が日が過ぎ去った後のコタツでだらだらしている様子をひたすら追いかける第14話「夢色のメッセージ」とかはある意味で秀逸です。と捉えるほうが良いのでしょう。

 そのままの勢いで第15話「小さな一歩で」、第16話「ほらね、春が来た」とただただ中学生の物語を描き続けます。そうか、にぼしの日ですか。登校の際にフェリー通学をしているようなので、今まで島の物語かなと勝手に思っていましたが、第11話「恋は行方不明」では電車で帰っていますし、どうやら対岸に渡っているだけでしょうか?最終話にもなると瀬戸内海を取り上げた作品としての意義付けのほうに目を向けたくなりますもので。尾道。うーむ。『瀬戸の花嫁』は香川でしたっけ?

 個人的には犬の神様が気になっていました。



→マイぷれすリンク かみちゅ! 7  かみちゅ! 8


『舞-乙HiME Zwei』1巻・2巻


舞-乙HiME Zwei 1舞-乙HiME Zwei 1
矢立肇 小原正和 菊地美香

バンダイビジュアル 2006-11-24
売り上げランキング : 12906

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


舞-乙HiME Zwei 2舞-乙HiME Zwei 2
矢立肇 小原正和 菊地美香

バンダイビジュアル 2007-02-23
売り上げランキング : 5377

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



 舞-HiME舞-乙HiMEと見てきましたが、もう何なのでしょうか(笑)。考えてはいけないのですよ。考えては。

 同じキャラクターをぐりぐり使いまわしながらも、どこかに違和感があるのは、ストーリーに起伏がないせいでしょうか。いや、あるのですが、もうここまで来るとどうでも良いというか。でこっぱち(ハルカだっけ?)がいつものように突っ走っていたり、ナオ・チャンがかったるそうだったりといつものメンバーがいつものように振舞う、という行動そのものが既に規定の上にトレースされて動いているようで、違和感しか残りません。

 という話は舞-HiME→舞-乙HiME移行期にも感じたものだったので、今回も何とかなりますか。とりあえず1巻につき1話ってストーリーが進まないこと甚だしいと思います。



→マイぷれすリンク 舞-乙HiME Zwei 1 舞-乙HiME Zwei 2