インフルエンザA型(H1N1)

記事 : メモ:都市部の学校は感染拡大のハブ [UP] 
09年05月16日(土)


デマ情報は、クリップして情報センターに通報しましょう
健康情報でのデマは、非常に悪質性が高いものです。冗談ではすみません。
アクセス稼ぎを狙ってデマをばら撒く人間は、早期駆除が必要です。
刑事罰や行政罰、社会的制裁が有ることを、広く知らせる必要もあります。

「水際で食い止めます」は「米国が蔓延地」の段階で無理です
「チワワ」に「セントバーナード」対応をしていると間に合いません
3人とも海外渡航歴がなく、国内で感染したと考えられる。症状が出て から感染症の指定病院に入院するまでに数日たっており、その間に 同級生や同じクラブの生徒ら周囲の人が感染した恐れもある。
運悪く感染した「海外渡航歴のない」高校生たちが悪いのではありません。 それは海外から入り込んだものですので、潜伏期などを考えるとGWに インフルエンザの流行地である北米に出かけて「感染した」人間が、 空港の検疫をすりぬけた可能性が高いのです。「感染していた帰国者」が、 マスクもせずに動き回ったのが大元なのです。

もっともWHOが何度も何度も強調している様に、「流行地域がごくせまい 初期段階でのみ、空港での検疫は意味がある対処なのだ」、という事 なのですから、日本はもっと現実的な対処をしないと、地域の 医療体制が疲弊してしまいます … 


今回のウイルスの様に「感染後の症状が軽い」というのは、自分が ウイルスを撒き散らしていても意識しない状態を意味したりもします。 その為、「自分が感染源にならないためのマスク着用」を意識しないで、 街中を動き回って、周囲に感染を広げたということなわけです。

(この部分が、発症日の前からウイルスが排出され、症状が治まっている 様に見えていても、実際にはまだウイルスが排出されるインフルエンザ という疾患で、「流行地から帰国した(まだ症状の出ていない)人間」 の方にマスクの着用が必要になる理由です。)

学校というのは「狭い校舎に多数の児童生徒が長時間同居する」場所で、 感染症の拡大を促進する場所のひとつです。その上都市部の学校は感染 都市部の煩雑な通勤・通学経路を考えると感染拡大のハブになる可能性 が高いので、「休校」は妥当な判断だと考えられます。

でも … やはり「この程度の熱で仕事(学校)を休めるか!」、が 大災害の引き金を引くことにもなりかねないわけなのですね …  「H5N1」の事を考えると、頭が痛い部分です。



ウイルスを持ち込んだわけでも無いのに、今回「国内初の感染確認」 などと報道されている高校の生徒達は、実際には初めての感染者でも なんでもないのです。そういう意味では、彼らは被害者なわけです。 感染した生徒たちに直接の接点がありませんので、彼らに感染を広げた 「体調不良でも登校し続けた」生徒がその高校にいたのかもしれませんね。

〈神戸の高校生、新型インフル確認までの経緯〉
朝日新聞 2009年5月16日13時2分
【神戸高校での新型インフルエンザをめぐる経緯】
(厚生労働省や神戸市の発表内容などから作成)

5月 8日 インフルエンザと思われる症状で部活動を休む生徒が出始める
5月11日 バレーボール部の3年男子生徒Aが悪寒を訴える
運動部が交流した別の高校 11人インフルエンザの診断
朝日新聞 2009年5月16日
神戸高校と8日にバレーボールや野球、サッカーなど運動部の交流戦を した神戸市内の県立高校によると、同校で11日からインフルエンザと 診断される生徒が出始め、現在、計11人にのぼっているという。
この二つの事例からわかる様に、神戸高校バレーボール部の3年男子生徒 は、おそらくその高校での初めての感染者でもないでしょう。(どこかの 記事で勘違いがありましたが、潜伏期がありますので交流試合のあとで 発症した人たちの感染源は別の誰かである可能性が大きいです。)

運動部が交流した神戸市内の他の県立高校でも、この男子生徒と同じ時期 に発症者が見られます。つまり「そのケースの感染源は別の生徒」です。 神戸高校では、その数日前の8日の段階で感染が多数に広がっていた 可能性が高いわけですから、感染源は複数でしょうし。


というわけで、NY市では「最初の感染者発生高校」は、休校になったの です … でも8日ころから具合が悪い生徒の報告が有ったという話だと すると、もう多数に広がっていますしいささか遅いかもしれませんね。

それでも、「米国では、新型インフルエンザは季節性インフルエンザと 同程度に蔓延」している、という話を過去に紹介していますが、幸い NYでも日本でも集団感染した高校生たちの症状は「軽微」です。 あわてずに「チワワ」対応でどうぞお願いします。

普通の季節性インフルエンザと同じに、「動き回らずに寝ていてくれたら それで感染は広がらないですむ」、というだけの話なのですから、 季節性インフルエンザが流行していてもワクチン接種も受けずに平気で 過ごす人たちが多数派である日本では、騒ぎ立てる人たちはきっと 少ないことでしょう。

ダブルスタンダードはごめんこうむります

念のため
菅谷憲夫・けいゆう病院小児科部長 談(毎日新聞)
感染が確定すると、現在の国の行動計画では、診断した医者も含めて 隔離されたり、病院が閉鎖されたりしてしまう。今回の症状程度では、 そこまでする必要はない。過剰な対策は、発見を遅らせたり、拡大 させる原因になりかねない
河村建夫官房長官 談 (日経)
16日、首相官邸で記者団に「感染拡大の防止と患者の重篤化をいかに 防ぐかに専念すべきだとの意識を共有したい」と述べた。
感染拡大の防止 … 「麻疹ワクチン」の接種さえもしない 一部の日本人達に、「自分が感染を広げる加害者」にならない様に 注意する、という心得を説くのは難しいです。反対に「今回に限って」 過剰な防衛行動をとりかねないですし、それはむしろ「より悪い」

繰り返しますが、「セントバーナード」対応はやめてくださいね


個人的には「雨乞い」をしています。うっとうしい「梅雨時の湿気」は インフルエンザ・ウイルスには「天敵」ですから。それまで拡大をなる べく押さえ込めたら乗り切れます。(今年発生したインフルエンザの 院内感染で、湿度が問題視されていた事は記事をご参照ください)

忘れている方がいらっしゃるようですが、日本よりもずっと医療体制の 整備が遅れていても、メキシコでは感染の峠はとっくに越えていますよ。 死者も感染者の総数を考えれば「少数」なのです。

米国も同様です。CDCによると米国の推定感染者は10万人を超えています が、現状で感染していることが確認された死者は「5人」です。全員 季節性インフルエンザでも感染危険性が高い集団に属しています。

「冷静に」と叫びたてるのを止めて、もう少し落ち着いたらどうでしょう?

新型インフルエンザ

「新型インフルエンザ」は、非常に事態の展開が早いです。
まず記事の日付を確かめ、必ず表紙で最新情報を見てくださいね。









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