インフルエンザについての情報を「今」調べて記事にしている素人の
説明を信用してはいけません
目の前にあるのは「疾患」を引き起こす「ウイルス」です。
それは、これまでに人間の世界で流行した事のない「ウイルス」です。
でもだからといって、「それについて全員が同じレベルから理解をスタート
させる」わけでは無いのです。「今、それについて調べてみた」レベルの
人間の情報を鵜呑みにしてはいけません。
そして、専門機関の発表する情報についても、そのまま読んではいけない
ものが存在しているのだ、という事を理解していなければいけません。
例えば、
米国の「新型インフルエンザ」感染患者実数はすいぶん前
の時点で4桁を突破し、現在は5桁に向けて積み上がっている最中なのです。
WHOが発表している全世界の感染者数だってまだ3桁なのに?
その数字の違いは、米国では「季節型インフルエンザ」の感染拡大と
類似した様相で今回の新型インフルエンザ、「インフルエンザA(H1N1)」
の感染が広がっている為に生じているものです。
理解しやすいのは、国立感染症研究所の田代真人センター長の発言です。
田代真人センター長は、世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザの
警戒水準を最高度の「6」(疾患が世界的に大流行する状態。パンデ
ミックと表現されるのがこの状態です)に引き上げるには、3人に
わたって感染が続く「3次感染」が米国とメキシコ以外でも広がる
ことが条件だ、との見方を示した。
この発言は、米国では既に「3次感染(メキシコに滞在したヒトや滞在した
ヒトから感染が生じたヒト以外に感染者が発生している状態)」が、
広範囲に存在しているという事を示しています。
欧州では、今「2次感染」が拡大中ですが、米国の専門家達が「季節性
インフルエンザ」の流行の様相と相似形だ、と表現している様に、
欧州が感染拡大を食い止める事は米国同様に不可能だと思われます。
それは有る程度の規模で広がるのです。
とてもタイミングが悪いことに、GWで海外に渡航した人達が多数います。
「季節性インフルエンザ」に関して、毎年何千万人という規模で感染者
を出している日本が、今回だけはウイルスの侵入を食い止められる、
などいう話はないのですから、しっかり
子どものためのタンパク質
(一人でそのまま食べられる物)を準備して、情報を注意深く眺めて
いて下さい。
今回本当に幸いなのは、それが「H5N1」では無い、という事
「人類はそのウイルスに誰も免疫を持っていない」のは、同じですが、
何度も強調している様に「チワワも犬。セントバーナードも犬」で、
その性質は非常に異なっています。
「パンデミック」は「死者が多数出る危険な疾患が大流行する」
事ではありません。
それは「単一の疾患が、世界的な規模で流行する状況を示す言葉です。
もちろん「新型インフルエンザ」に免疫を持っているヒトは皆無ですので、
感染者は多数出てしまいますが、「危険なのは、乳幼児、妊婦、慢性疾患
の患者、高齢者」です。
米国の現状の数字では、「普通の健康状態の人達の危険性は、季節性
インフルエンザの場合とあまり変わらない」模様です(CDC)
日本の新しい「抗ウイルス薬」が有効なら、私達はより安全になります。
ワクチンが生産されれば、安全性はさらに高くなります。
それを手に入れる為には「第一波を少ない感染者数で乗り切る」事が
とても大事なのです。
病気が深刻な疾患だから、感染者が隔離されるのではありません。感染者
の数をなるべく少なく抑え込むために、感染者達を動き回らせない為に、
初期段階の感染者の隔離が必要なのです。
この先は、その意味の説明になっています。この記事で必要なのは
「病気の説明を、医師では無い人間が行ってはいけません」、「医師
では無い人間が述べる、私の見解、を信用してはいけません」、と
いう部分です。
今回の疾患について「素人が発言している部分」は、完全に無意味
です。有効なのはその発言が「専門機関の発表を伝達している」場合に
限られます。
これまでの情報が必要な場合だけ、この先を読んで下さい。
例えば、初期に高校での集団感染の発生が疑われている事が報道されて
いたニューヨーク市の場合、「既に感染集団の一部と重症感染者だけ
に対して確定検査が行われている。感染集団全員が新型かどうかの
確認はしていない」、とはっきりアナウンスしています。
必要なのは「感染者が新型インフルエンザ・ウイルスによって感染した
のかどうか」を把握する事ではなく、重症者の発生がウイルスの毒性が
強くなった事を意味しているのでは無い、という事を確認するのが
重要だと考えられる段階に入っているのだ、という事をそれは示唆して
います。
新しく出現したインフルエンザ感染は、米国の一部の州では「感染が
新型ウイルスによって引き起こされたものかどうかを確認する」段階を
既に通過している、という状態になっているのです。
「現在のインフルエンザ患者は、新型ウイルスに感染している人達」、と
いう事を検査によって確認した数字が、WHOの発表している「確定者」の
数字なのですが、感染が疑われる学生などの数は、当初の高校とその
周辺だけで1000人を既に超えているとも報道されています。
再度繰り返します。
ニューヨーク市の保健当局は、「感染が疑われ
ている軽症者達が、新型インフルエンザの感染者であるかないかを、
改めて全員検査し、感染者数を確定させるような事はしません」、
と既に宣言しているのです。
感染が新型インフルエンザのウイルスによるものだ、というのは当然の
部分なので、多数の軽症者達に対して検査を行う緊急度は低い、という
判断は「感染者の数が増加した段階」では、当たり前のものです。
米国の一部の州でのウイルスへの対応は、既に大規模流行が起きている
段階の対応に既に移っているのです … 実際に軍隊も投入されていて、
いわば疾患と闘う「国土防衛戦」を繰り広げています。
それを理解できずに「疑われている段階は確定では無い」、と誤認
するのは困ります。それはもう米国では「全国で確認された」段階
だと解釈されているのです。
5/5段階での情報
CDCは、「今回のウイルスの危険性は、季節型インフルエンザと同程度
だと考えられる」、というアナウンスを始めています。当初想定された
よりも「危険性は低いようだ」、という事も。
そこの判断を、ベースにして大丈夫です。「情報の把握がほぼ正確に
行える先進国の米国で、専門家達がそうアナウンスを始めているなら」、
それは素人が何の根拠もなく、「危険なんか無い」と発言している
状態とは異なります。
専門家の発言は「実際の数字に裏付けられた」、発言です。
あなたは「医学的な知識を持たない人間の勝手な発言を信用し、
治療を受けさせずに自分の子どもを殺す」事ができます。それが、その後
に警察によって捜査される「虐待」事例に成り得る事は知っていて下さい。
あなたは「同じような症状の子どもを何千人も診察してきた小児科医の
言葉に従って、子どもを治療して命を救う」事も出来ます。通常は、
この選択が行われます。
そこにある二種類の発言の重みの違いを認識できない人間には、説明は
無意味です。幸いほとんどの人達は、その違いを認識します。だから
社会は安全な状態を保てるのです。
繰り返します。WHOが発表しているのは検査ではっきり感染が確認された
患者数です。検査されていない人達はそこには現れません。
米国は、
新型インフルエンザが現在拡大を続けている感染の中心地の一つなの
ですが、その一部の州は感染者のうちの重症者だけが重点的に感染の有無
を確認される段階に入っています。
でも、「米国への渡航制限措置の発動」など、不可能ですよね …
というのは、発生地がメキシコから米国に広がった事が伝えられた
初期段階で判っていました。
「季節性インフルエンザ」の流行を阻止する事は不可能なのですから、
日本に出来る事は日本国内への流入を食い止める事では無く、感染者を
早期に発見し、人数が少ない段階で発生をアナウンスし、不要不急の
外出を減らし、感染拡大が生じる時期を極力遅らせる事になります。
「梅雨」の高湿度が、感染拡大抑止に味方してくれるのかどうかは、
まだ判りません。日本企業が市場に投入する「新しい抗インフルエンザ薬」
が今回のウイルスにも有効だった、というアナウンスはまだ有りません。
一部に「タミフルは魔法の薬」、と煽って金儲けをしようとしている
人間がいます
「日本は、タミフルの備蓄をしています。それは市販薬ではありません」
「タミフルを飲んでも、インフルエンザは治りません」
「タミフルが本当に必要なのは、乳幼児、妊婦、慢性疾患を持つ人達、
高齢者」
タミフルを飲んだから「オレは安全」には、全然なりません。
必要なのは、「感染している事を病院で検査してもらって、確定診断
を受け、タミフルが必要な場合には、処方を受ける」という一連の
手順を通過する事なのです。
「タミフルを持っていれば大丈夫」詐欺に注意してください
「タミフル」は「インフルエンザを倒す魔法の薬」などでは
ありません。詐欺にひっかかってはいけません。処方薬を診断が不要で
誰でも購入が可能な「市販薬」であるかの様に装う、「違法業者」に
騙されてはいけません。
「タミフルを持っていれば安全」、などという間違った情報を流す
サイトは、危険情報として通報する必要があるかもしれません。
「Web上に置かれている危険情報」で取り締まれるのかどうか、
早急に確認します。
今回はともかく「H5N1」でそんな詐欺にひっかかったら、勝手に
タミフルを服用した感染者は「全員死亡」という悲惨な状態に陥り
かねませんから … そういう事を説明しなければなりません。
「私に任せれば、ウイルス感染は万全です」のような「免疫を強くすれ
ばウイルスに打ち勝てます」も、実は「H5N1」の場合には危険です。
免疫を強める事は、「H5N1」感染では確実に死亡を意味するのです。
今、「マクロビオティック」というものの有用さを強調したサイトで、
「今回のウイルスがH5N1型ウイルスで、死亡率が60%」などという嘘を
吹聴しているのを見つけました。
そういう「自分がその数字の意味を知ってもいないのに、さも本当の
事らしくデタラメを吹聴する」人間のサイトを見つけたら、クリップ
しておいて下さい。医療情報に関してそういう事をする人間は、早急に
取り押さえる必要があります。(正確な説明は記事の最後にあります)
まあ … 医者でも無い人間の嘘を信じて死ぬのは「本人の選択の自由」
の範囲ではあるのですが、その人間が周囲にウイルスをまき散らして、
感染症の犠牲者を増やすことは認められません。
「自分が感染した事を自覚した後に、ウイルスに対応する治療を受けずに
周囲にウイルスをまき散らし続ける」行為は、明らかに「他人に危険
を及ぼす犯罪行為」なのです。
それは「周りの無関係な人達に危害を及ぼす」という意味合いで危険行為
になります。「知らなかったんです」では見逃されません。
「私が何を書こうと私の自由」ではありません。健康情報に関しては。
逆に。今回の「新しいウイルス」に関連して情報を出ているサイトの中
には、日本が過去に策定した「行動計画」が
強毒型の「H5N1」を前提
にしている事も理解しないで、話を始めているところが多数有ります。
「対応の迅速さ」が必要な場合に、「過剰な厳重さ」を要求するのは、
本当に無意味な事なのです。もちろん「必要な措置を取り損なうよりは
ましだ」、という部分はありますが、その情報が何を意味しているのか、
何が重要なのか、どこを変える必要があるのか、という事を判断出来る
のは、経過を継続して把握している「プロ」だけです。
プロは、他の分野のプロの仕事を尊重するものです
基礎情報を持たない素人が、「その場で説明を受けて」発表できる様な
レベルではもはや有りません。「仕事はプロにまかせて、彼らが必要な
だけ動けるように資金を確保し、動けるだけの権限を与える」のが、
緊急時の「指揮官」の仕事なのです。
せめて「仕事のじゃまをするのは、止めて下さい」
「判りやすい説明」というのは、子どもが間違えていそうなレベルを
訂正してやれるプロにのみ、可能なのです。素人が付け焼き刃の知識で
自分が有能だ、というポーズをとるのは止めて下さい。それは医療情報
なのですよ。
「自分がわかりもしない情報を、好き勝手に判断して動き回る軽症者」
が多数出て、社会に膨大に感染者が出てしまう失態は避けなければなり
ません。
「国内で一人も感染者が出ていない時点での、大量のマスク姿」は、
状況が正確に理解されている為では無く、「説明した側は、自分の説明
している情報が理解されているつもりでいる」、「説明を受けた側は、
自分が情報を理解しているつもりでいる」、が実際には
「必要と
される正確な情報は、説明を受けている側には理解されていない」、
という事を懸念させるものです。
必要なのは、情報の正確な理解ですが、「専門係員による空港での検疫」
にさえもミスが出てしまっている様に、「今」それを短時間に行うのは
難しいのです。
「新型インフルエンザは弱毒型なんだってさ」という事を「弱毒型」の
意味も理解せずに使用している記事がWeb上でも見られるようになりま
した。
チワワ(H1N1)とセントバーナード(H5N1)という2つのインフルエンザ・
ウイルスの性質は異なります … 「治療を行わなかった場合の自然治癒
事例は皆無」という凶悪な「H5N1」型鳥インフルエンザが人間感染型に
変異した場合を想定した設備などは、あまりに過大です。
ですが逆に、「感染したって軽症だ、って米国の状況が報道されている
んだからからオレは平気」、という様な「重症になって入院している
患者の割合が10%〜20%程度に達していると考えられる」という重要情報
を把握していない人間の声もチラホラ聞こえてきています。
5/5 追記
それは「初期段階でCDCから報告され、軍隊が感染に対処する体制が
とられた」根拠となっている、とても厳しい話だったのです。CDC
からの警報は同時に、世界中で一気に警戒水準が引き上げられられる
現状を作りました。
でも、今CDCが発表しているのは「全体の傾向から、今回のウイルス
は季節性インフルエンザと同程度の危険性である事が示されている」、
というものです。感染の広がりを抑え込むために全力を尽くすが、
当初恐れられていたほどの危険性は無いだろう、という事がアナウンス
され始めています。
国連事務総長が、WHOがパンデミックを宣言する事にはならないだろう、
とアナウンスしているのも、クールダウンのための措置の一つだろうと
考えられます。
記事を継続して眺めていた人達は、もちろん私がもう状況についての
速報記事を出していないという事実によって、「危険レベルが低下した」
事を理解なさっているでしょうが、それは、「初めから危険が存在して
いなかった」事など意味していません。
事実を把握した上での「警戒解除」と「自分勝手な解釈・無知」は
異なります。行動として同じように見えたとしても。
「
何が危険なのか」を選別出来ないレベルの知識しか持たない
素人が、自分勝手に手近に有る偏った情報を自分勝手に解釈して、
「感染のハブ(スーパー・スプレッダー。軽症者が感染後に動き回って
多数の人達に感染を広げる感染源になる状態)」になる危険性も大きい
のです。
「鎖の一番弱い輪が、鎖全体の強さを決めます」
感染が既に「季節性インフルエンザと類似している状態」になっている
状態でGWの海外渡航者が膨大に存在するなら、日本国内での感染が始まら
ないわけは有りません。
「季節性インフルエンザ」の侵入を阻止できたり、感染拡大が防げたり
した事は無いのですから、「国内で感染疑い者が発見された」事を過大
に緊急報道するのは止めたらどうでしょうか?
それよりも、「新型が怖いのは、誰も免疫を持っていないので感染が
爆発的に拡大してしまう可能性があるからです。感染が疑われた場合
には、かならず診察を受けて治療しましょう」、というアナウンスを
しつこいレベルで繰り返して良いと思います。
初期に治療を開始すれば危険性は低いので、必ず保健所に連絡して
ください、という事を「その地域の連絡番号と共にテロップで流し
続ける」、という地震などの際の対処類似の手段も検討すべきです。
Webの場合には、アクセスポイントを把握して「その地域の為の情報」
を選択的に送るのが、有効かもしれません … うちのように複数の
プロキシを経由するケースは少数でしょうから、考えてみる価値が
有るだろうと思います。
「タミフルは有効ですが、それが治療を行うわけではありません」
その薬物が本当に必要なのは、
乳幼児、妊婦、慢性疾患の患者、高齢者という、季節性インフルエンザでも感染すると危険性がより大きい
「高リスク群」に対してなのです。
今回は、高齢者層の6割弱が毎年の「季節性インフルエンザ」に対抗する
為に受けていた「ワクチン」が、まだ存在しません。つまり例年なら
ワクチンによって免疫を獲得できていた2000万人以上が、今回は存在して
いない、という事でもあります。
「季節性インフルエンザ」に弱い人達が、今回の流行でも高リスク群だ、
という事が、米国で指摘されています。日本では「インフルエンザは、
無視してかまわない軽い疾患。ウイルスと人間は共存してきた」などと
主張する人間の言葉を真に受ける「
知識の足りない逸般人」が
大声で「弱毒の新型インフルエンザなんて怖くない」、と叫んでいたり
しますので、気をつけてください。
インフルエンザでは「感染被害者は、まだ感染していない人達にウイルス
感染を広げる加害者」にならない為に、治療を受ける必要があるのだ、
という事は理解しましょう。
繰り返しますが、「遺伝子検査を全ケースに行う」事は、すぐに無意味に
なると考えられます。感染力は通常のインフルエンザ程度に高い様ですから。
新型ウイルスに感染した後に、
「オレは若いし普段から体力には自信
が有るからこの程度の咳は平気」、と考えて動き回る軽症患者が
出たりしないように、また「健康保険が無いから病院にかかれない」人達
が出てしまわない様に、手配を進めるべきです。
早期に治療を受けずに動き回る人間と、治療を受けられずに感染している
状態で動かなければならない人達は、「社会全体の感染者数を増加させる」
危険な患者達なのですから。
もう「高齢者層のかかりつけ医による電話問診」、「タミフルの内容証明
郵便での配薬」を検討する時間は無いかもしれません。残念です。自分で
動ける人間だけでは無いので、是非とも必要なのですが。
「聴覚に問題がある」と申告している私にさえも、「電話で相談を受け
付けていますので、電話して下さい」、と平然と答える人間が居たり
するのが「健常者しか想定していない田舎の公務員」だったりするの
ですから、くれぐれも「自分たちと同じレベルの人間」への指示では
無い事をお忘れ無く。
「感染拡大地の米国」での入院患者(重症化症例)は、初期には
感染者総数の1割〜2割程度になっていました。そのために、米国
では軍隊が投入され、タミフルが感染地域に急送される「公衆衛生
非常事態宣言」が出されたのです。
この部分に関する重要な訂正事項
この割合はCDCの公式な数字ですが、「感染初期にCDCのラボで確認
された数字での割合」になるのだそうです。その後の経過は説明して
ありますが、現在では既に多数の感染者が出ている為「軽症者の正確な
把握は行われていません」
BBSでご指摘いただいたのですが、正解は「米国での感染者総数
は把握されていないため、入院患者(重症化症例)の割合は不明」
です。
CDCの現在の認識は「季節性インフルエンザと同程度のリスク」です。
まったく自分で「その記事中で言及されていない部分を、当然の知識として
要求してはいけません」と説明しているのに、情けない限りです。
赤面しています。
「初期治療をせずに、症状が悪化してから病院に駆け込まれても」治療
の結果は悪い、というメキシコでの死者に関する医療関係者の話は、
「症状が進んでから病院に駆け込まれても …」 という4月27日
のAP電として既に出していますが、朝日新聞が現地の専門機関への
インタビューを行って記事を出していますので、日本語で確認しておいて
下さい。
それで「初期治療がきちんとされていれば安全」が納得できます。
次々に新しい展開が生じ、急速に変化している状況を読み解き、その
状況について正確な判断を行うためには「プロとしての経験」が
必要なのです。
それまでそんな話を出した事が無かったサイトが、「調べてみたら 〜
だった」と書いている場合は 「×」 です。信用してはいけません。
インフルエンザは、インフルエンザ・ウイルスに感染した後、
1〜3日間の潜伏期間を経て、38〜40度の高熱が出て発症
しますが、タミフルはウイルスの増殖を妨げ、熱がある期間を
1日程度縮める効果があるだけです。(国立感染症研究所の談話より)
この文章は2005年の11月15日のうちの記事の冒頭部分です。
「国立感染症研究所」が何なのか、という事が理解できないと困り
ますが、タミフルは魔法の薬ではありません、タミフルがインフル
エンザを「治す」わけではありません、というこのサイトの説明は、
この発言からスタートしています。
それは魔法の薬ではありません
症状が現れてから48時間程度までが服用して効果が得られる期間です
毎年流行を繰り返す「季節性インフルエンザ」に、普通の健康状態の
大人が感染した場合には、服用しなくても問題は何もありません。
そういった事が「タミフル」について説明されています。
今説明されている事と同じです。
このサイトは、「子ども達の為の昔話サイトです」
昔話を語る人間が昔話を「創作」するのでは無いのと同様に、
それは「私の見解」ではありません。
医療情報に関して「今それを調べてみた素人の勝手な見解」は困り
ます。
他人の健康状態や生命に影響が生じうる医療情報を扱う場合には、
専門サイトを紹介する、というスタンスが正しいのです。
このサイトは、「子ども達の為の昔話サイトです」
昔話を語る人間が昔話を「創作」するのでは無いのと同様に、
それは「私の見解」ではありません。
基礎情報を持たない素人が、「これまで出現していなかった新しい
インフルエンザ・ウイルス」について、「自分の見解」を報道しては
いけないのです。
必要なのは、専門家達が「仕事」に専念できるように、必要な情報を
「正確にアナウンスする事」です。誰も医者でも研究者でもない素人に
医学的な判断は仰ぎません。
「情報が何に担保されているのか」注意して下さい。古い情報は、
むしろ危険だったりします。
「子どもを初めて育てている親」の意見と、多数の子ども達の状態を
長い経験の積み重ねとして持っている「小児科医」の情報とは、
同じレベルの信頼性を意味しません。
「危険回避」の為に、専門サイトの情報を把握して下さい。
「WHOの数字の意味」レベルの説明は、ここにもおいておきます。
それが何年分もの「専門的な知見の把握」の上にあるのだ、という
事を確認できない場合には、「調べてみたよ」サイトの情報を信用
してはいけません。
健康情報は「命の情報」です
素人の意見を聞いてはいけません
必ず「医師の判断」を仰いで下さい
自分の意見に責任を取らない「医療分野のプロ」以外の意見を真に受けては
いけません。
それは危険です。
知ったかぶりをする無知な人間の例
「マクロビオティック、というものの有用さを強調したサイト」に
おいてある、まったくのデタラメについての正確な解説。
サイト主によって流されている
でたらめな情報
「今回のウイルスがH5N1型ウイルスで、死亡率が60%」
今回のウイルスについての正確な情報
「今回のウイルスはH1N1型ウイルスで、メキシコ以外での死者は、
隣国の米国で死亡した「メキシコで病気に感染した23ヶ月のメキシコ人
の乳児」だけです。
H5N1型ウイルスについての正確な情報
「H5N1型ウイルスで、死亡率が60%」という嘘つきに騙されるのは、
少数だろうと思いますが、正確な数字は「
自然治癒は0」です。
H5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスが、不幸にして人間に感染する
まれなケースが生じているのは「医療機関が無い開発途上国」で、
治療をしていない人間の致死率は100%なのです。
慌てないでください。それは報告されている事実ですが、例えば
「狂犬病のウイルスを持っていた犬にかみつかれ、ワクチンを直後に
打たなかった場合の死亡率も100%なのです。
「東南アジアで狂犬病のウイルスを持っていた犬にかみつかれて、
ワクチンを直後に打たなかった場日本人」が、日本に帰国後に発症し、
入院していた病院で死亡した事例が先年2例続きました。
全てのウイルスについて共通ですが、現状ではウイルス疾患には治療薬
が存在しない為、身体の免疫だけが頼りなのです。「麻疹(はしか)」が、
ウイルスによる疾患ですが、近頃感染が報道される事が増えたので、それ
が治療不可能だ、という事はご存じだと思います。
自分の身体が「ウイルスを撃退してくれるまで、待つしか無い」のです。
ウイルスが身体に与える被害は様々ですが、狂犬病の場合、「医療機関が
近くに存在していない場所で、ウイルスを持っている犬に噛みつかれ、
その直後にワクチンを打たなかった」場合には、ウイルスによる身体の
破壊が進行し、生命を維持できなくなって死亡に至ります。
つまり「狂犬病の死亡率が100%」というのは、「犬が狂犬病のウイルス
を持っていた」、「不幸にして噛みつかれた」、「噛みつかれた後で
ワクチンを打たなかった」という3つの条件が完全にそろってしまった、
不幸な事例での状況なのです。
噛みついた犬が
狂犬病のウイルスを持っているケースが
ありえない日本では想像するのが難しい話ですが、(そういった危険性の
高いウイルスに感染する危険性が有る為に、犬には狂犬病の予防接種が
義務づけられています)、海外では「いきなり野ウサギに噛みつかれた」、
などという異常なケースでも、実はウイルス検査が行われたりします。
狂犬病は、開発途上国で今も年間数千人の死者を出している「怖い病気」
ですが、治療しないと死亡する感染症は他にも多数あります。そして、
医療機関の整備がまだ進んでいない為に、感染症による死亡が身近に
多数存在している開発途上国では、「H5N1型ウイルスで、死亡率が100%」
というのも、「
同じ程度に怖い多数の疾患の一つ」と見なされて
いたりするそうです。
「H5N1型」ウイルスが凶悪なのは事実ですが、その数字の意味を間違える
「無知」と、それを無責任に周囲に言いふらす「無責任さ」の方が、
先進国ではより危険だろうな、と思います。
「H5N1」型鳥インフルエンザ・ウイルスが、人間という異なる種の生物
に間違って感染してしまうまれなケースの全体での死亡率がには、そう
いった「治療されずに手遅れになった人達」が含まれるのですが、
全体でみて死亡率は60%程度になっています。
それは恐ろしい数字ですが、「タミフル」などの抗インフルエンザ薬を
大量投与し、呼吸管理をしながら治療すると救命率は高くなります。
幸いそれは「鳥の病気」ですし、鳥のウイルスから製造されたワクチン
は、「猿を感染から守ります」。猿と近縁種であるヒトという生物でも、
ワクチンによる保護は有効だと考えられています。
というわけで全世界で全力で「ワクチンが製造・備蓄」され、「タミフル・
リレンザ」という抗ウイルス薬が奪い合いになったのです。繰り返します
が、
それはヒトからヒトに感染する疾患ではありません。
無責任に「医療情報のデマ」を流している人間の一部は、法律によって
それが刑事罰を伴う犯罪になる事さえ、理解しなかったりします。今回
のデマ情報を流している人間は、その他の部分を読むと「小学校から勉強
をもう一度してきなさいね」という事のようですが … 「自分はそれを
信じているから、それを主張する権利がある」は、他人に危害が生じる
場合には、見逃されないのです。
それをはっきりさせておかないと、今後も「自分のいい加減な理解で
間違った情報を広げる」無責任な人間は、減らないだろうと思います。
対抗する為の手段は「正確な情報を与える事」
「何を書いてもかまわない」場所と、「公共の場所」の区別を教えずに、
一部の子ども達に「Webは自分が好き勝手に使える場所」だと誤認させた
大人の側にも、責められる部分が有るな、と読みながら考えました。
「昔なら、知り合いの誰かに笑われながら教えてもらえるレベルの無知
だったものも、Webによって全世界に公開され、多数の人達にそのデタラメ
さを批判される様になっている」、という事が理解できないのは哀れです。
「
インフルエンザA型(H1N1)」、
「
豚インフルエンザ」、
「
新型インフルエンザ」
「新型インフルエンザ」は、非常に事態の展開が早いです。
まず記事の日付を確かめ、必ず表紙で最新情報を見てくださいね。