コンピューター

記事 : Googleにとって脅威なのは「携帯電話」? [前編] 
08年05月04日(日)


The Real Threat to Google
BusinessWeek 4/28

今日、「Microsoft」という巨大なソフトウェア企業が、「Yahoo!」という 世界最大のWebポータルサイトを所有する企業の買収を断念した事が報じられ ました。

すでに「なぜMicrosoftという巨大な企業が、嫌がっているYahoo!に敵対買収 という強硬手段までちらつかせながら合併を迫ったのか?」という部分は多数 の記事によって語られていますので、ちょっと外して、「検索というものが 携帯電話の小さな画面で行われる様になると何が起きるのか?」、という事に ついて語っている少し前のBusinessWeekの記事をご紹介します。

実は … 「携帯電話」にこだわりすぎると方向性を見誤る可能性も有るので すが、まずMicrosoft社が「莫大な収益をもたらすオンライン広告」という 分野でどうしても対抗する必要が有るライバル、と見ているGoogle社が現在 何を見ているのか、という事を解説した記事を読んでみてください。



より多くの消費者達が携帯電話でWebをブラウズする様になる場合、 No.1サーチエンジンであるGoogleは、広告を表示するためのスペース がより狭くなる、という状況を切り抜けなければなりません

Googleにとっての最大の脅威は、MicrosoftやYahoo!ではないのかもしれ ません。

そう、実際にはGoogleが直面している最もあなどりがたい挑戦の1つは、 あなたのポケットもしくは財布に収まっている携帯電話なのかもしれない のです。その事実は、オンラインマーケティングを扱う方法を再構築する という圧力を、Googleや他のインターネット会社群に加える事になるで しょう。

より多くの人達が、インターネットへのアクセスに際して携帯電話を利用 するようになってきています。その機器が搭載している表示画面は小さい のです。それはGoogleとGoogleにオンライン広告を依頼する人々にとって、 それはマーケティングメッセージを置く為の広告スペース(ad inventory) がより狭くなる、という事を意味しています。

Googleは、広告スペースを販売する事によってお金を稼ぎ出しています。 そしてそれは携帯電話の上では減少するのです。

iPhoneという転換点

Googleは、現在10程度の広告を標準的なコンピューターの画面に表示させる 事が出来ます。(あなたがPCのモニターの上でGoogle検索の結果を見る時に、 その検索結果の最上部もしくは検索結果の右側の部分にリストとして表示 されているのが「paid ads(有料広告)」です)

ですが、携帯電話で「google.com」に検索語句を送り出した場合、携帯電話 に表示される有料広告は1つもしくは2つだけになるのです。

もし、突然あなたの販売しているものの大きな部分が消え失せたら …  それはビジネス上の恐怖です。同様の運命が小さな画面を持つ携帯機器が インターネットへのゲートウェイになる時に、オンライン広告に運命を 頼る会社に起こるかもしれないわけです。

もちろん、消費者達が標準的なコンピューターの画面を捨て去ってしまう だろう、という事を示唆する人は誰も出てきてはいません。また初期研究 では、モバイル広告が標準的なオンライン広告よりも効果的かもしれない、 という事が示唆されています。その事実は、携帯電話での広告に力を 注ぐ会社が、より有利な立場になるだろうという事を示唆するものです。

そうではあっても、その変化は非常に速いスピードで生じています。 ですから、Googleはそれに備えなければならないのです。


オンライン広告というものの流れを変えたのは、Googleと密接な関係を持つ 会社であるApple社でした。 米国の「mobile Internet(モバイル・インターネット)」を使っている 消費者達は、長い間アジアや欧州の消費者達にはるかに遅れを取っていま した。その2つの地域では標準化された携帯電話ネットワークが、携帯電話 機のメーカー群が強烈に速い速度でウェブを利用する為の装置を生産する 事を、より容易にしていたのです。

でも、2007年夏にApple社が「iPhone」を市場に投入した時、米国は目覚め たのです。Apple社はウェブを携帯電話に持ち込んだ初めての会社では ありませんでしたが、「iPhone」は多くの消費者達の体験をより良い物に したのです。

「Pew Research Center」によると、米国の人々のほぼ2/3が、なんらかの形 でモバイル・インターネットの使用を経験しています。また、その傾向は 十代とヤングアダルトで最も強く見られているそうです。18歳〜29歳では およそ「60%」が毎日テキスト・メッセージングを使用していました。その 2つの世代の親世代では、その数字は「14%」に過ぎません。

ヤングアダルト世代のおよそ1/3が、モバイル・インターネットを使用して います。一般的に人々は自らのメディア習慣を年齢が加算されてもそのまま 持ち続けるので、それが「未来の姿だ」という事になります。

Googleはなぜ携帯電話に入りたがるのか?

そういった風に、Apple社と人口統計学的傾向が私達にモバイル・イン ターネットを押しつける場合、エレクトロニクスの世界の広告主達と 消費者である私達はどのように対応する事になるのでしょう?

Googleは、携帯電話のソフトウェアを再設計する事によって、広告の 為の「陳列棚のスペース」を広げようとするでしょう。Googleは昨年の 11月に「Android」というコードネームが付けられた、新しい携帯電話の オペレーティング・システムを設計するために、「Open Handset Alliance」 というものの立ち上げを行う、と発表しています。それは、「本当にオー プンで包括的なプラットホーム」を携帯電話のユーザー達に提供する事を 目指すものです。

当時は、Googleが携帯電話のインタフェース・ビジネスに参入する理由に 関して、頭を悩ませた人達もいましたが、現在では、彼等がなぜそれを 行ったのか、という事は非常に明白になっています。 ウェブの表示画面は、 まもなく2インチの幅になるでしょう。そしてGoogleは、その小さな画面 でも「闘える」状態が欲しかったわけです。

私達は、新しい「Android」インタフェースが、モバイル機器のユーザー 達が複数の層(ページ)に目を通す事を奨励するものになるだろう、と 考えています。そう「iPhone」のalbum-art menuのような感じで。

それは広告の為のより多くのスペースを作り出す事になるでしょう。 visual ad inventory(ビジュアルな広告目録)に力を注ぐ事が、Google にとって重要になるでしょう。携帯電話に搭載された小さな画面の為の 広告の販売を始める、という最近の発表でそれは証明されています。

Googleにとって脅威なのは「携帯電話」? [後編]に続く

携帯電話とWeb

「新型インフルエンザ」は、非常に事態の展開が早いです。
まず記事の日付を確かめ、必ず表紙で最新情報を見てくださいね。









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