電子ペーパー・電子書籍

記事 : 他:電子ペーパーはドキュメント・ビュワーになれるのか? 
07年11月15日(木)


組込み系技術展の「Embedded Technology 2007」が開催
PC Watch 11/15

記事中でセイコーエプソン社が展示している「電子ペーパーを用いた薄型軽量 ドキュメント・ビュワー」のプロトタイプが紹介されています。
試作品では16MBのメモリを内蔵し、USB経由でPCから転送されたBMP形式の 画像の表示が可能だったそうです。

記事では詳しい技術的詳細の紹介は行われていませんが、正面から見た画像で はっきり狭額縁なのが判ります。これは2006年6月12日にセイコーエプソン 株式会社が発表している プラスチック基板を用いたA6サイズの電子ペーパーを使っている様です。

この電子ペーパーは白と黒の電子インクによる2階調しか持っていませんが、 7.1インチ対角という面積にQuad-XGA(1536×2048画素)の解像度を持っている ので、「新聞印刷のようなディザ表示を行なうことで灰色を表現する」事が 可能です。記事に「紙に印刷したものと見違えるほどのクオリティ」、という 表現がありますが、実感なのでしょう。
横からみた画像も掲載されています。「薄型軽量で、まるで本当に紙を手に 取ったように感じる」という表現になっていますが、登録しないと読ませない、 という某サイトには全体の大きさが180mm×120mmだと書いてありました。重さ は57グラムなのだそうですが、実際に軽そうですね。電子ペーパーという媒体 の性質によって消費電力が少なくてすみますので、容量の少ないシート状の 電池で駆動できるという事が幸いしています。

お詫びの言葉
うちは「情報を得る為に余計な手間をかけさせるサイトはダメダメだ」という 主義主張をとっているので、要登録サイトはスルーしています。Web上に「有る」 のだが、読むためには登録その他の手間がかかるというのは、今後は多分致命的 な欠点になってゆくだろうと思っています。

まあ、そのうちEETIMES Japan辺りが今回の展示会の特集を出すでしょうから、 技術的な詳細も提供されるでしょう。公開されている情報をリンクとして追加 するのが、後々の為にも有利ですので。
この電子ペーパーは、低温ポリシリコンTFTをプラスチック基板上に形成した ものです。 表示原理を説明したページの画像がWatchにありますが、実際に白黒のみ で描かれているとは思えないほど綺麗に見えています。

あとは「価格」でしょうか。

電子ブックとしても使用できるOLPCの「XO」というミニ・ノートは、0.2Wで 駆動できる「白黒表示も可能な7.5インチ液晶(1200ドット×900ドット)」を 備えています。無線LANその他一式を装備している状態の価格(市販品ではあり ませんが)が、200ドルを切ります。

お金は「白黒のドキュメント・ビュワー」にでは無く、そこに表示される「コン テンツ」に対して支払いたい、という受け止め方をする人が多いでしょうから、 新しい機器が数万円という価格になってしまったら、多分それは広く受け入れ られる事は無いでしょう。その辺りが難しい所です。

カラー表示が可能な電子ペーパーは「広告などの表示用媒体」として有望なの ですが、一般人としては安価で表示が迅速な「テキスト・ビュワー」が欲しい 所です。まあ商売としては「盛りだくさんな機能を付けて、高価格で販売する」 のが正しいのでしょうが、多分それは数は売れないだろうと思います。

私にとっては、「紙のように扱える媒体が、多数使用できる」方が望ましいです。 実際に、時間累積によって情報を把握するよりも、一覧表示にしておいて情報を 把握する方が確実な様ですから。

電子ペーパー

「新型インフルエンザ」は、非常に事態の展開が早いです。
まず記事の日付を確かめ、必ず表紙で最新情報を見てくださいね。









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