脳と振る舞い

記事 : 視線は人をより「正直」にする 
06年06月28日(水)


Big Brother eyes 'boost honesty'
BBC News 6/27

人間は「他者の視線によって自己を形作る」生き物です。それが、とても判りやすく出ている研究が報告されています。

実験が行われたのは Newcastle 大学で、研究者達は自己申告で飲み物の 料金を投入する「honesty box(自己投入式の料金箱)」と、目の高さに表示されるポスターを使っています。ポスターの絵柄は白黒の「花」と「人間の目」で(実際の写真)、お金を入れる際に人々が飲み物の金額と共に「ポスターの絵柄」を見るようにしたのだそうです。

結果は非常に興味深いもので、ポスターの絵柄が「花」だった場合に較べて、「目」だった場合の支払金額は2.76倍になっていたのだそうです。もちろん単なる写真なわけですが、それでも脳はそれが「顔と目」だと判断して、他の人々によって見られているという知覚に影響が出たのかもしれない、と研究者は語っています。

他者に対してより配慮深い社会、より正直な社会を作るために、この発見は使えるかもしれないそうです。自分を見るための鏡をあちこちに置いておくようなものなのでしょうか … でも、それを成立させる為に「たくさんの目」が存在する社会というのは、なんだか嬉しくない気がするのですが。


視線と正直さ」、「脳による顔の認識

「新型インフルエンザ」は、非常に事態の展開が早いです。
まず記事の日付を確かめ、必ず表紙で最新情報を見てくださいね。









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