今、やっていること。「REVIVE・311」。
企画・制作は
@yamaitaicho こと
山居是文氏。
地震発生から10日後にはこのサイトが動き始めていた。まだ試行錯誤中ではあるが、主旨として、日本復興のためのアイデアを募集するサイトだ。
テーマ別に多方面からアイデアを集めるから、必要な人が必要なアイデアを持ち帰り、各地で実現してください、というもの。オンライン付箋Lino とTwitter を連動させて利用している。
実行するには至れないけど、アイデアはあるという人、たくさんいると思う。個人ではできないけれど、企業や商売を営んでいる人、あるいは官公庁に勤めている人に託したいというアイデア、これもあると思う。そういったものを広く集めたい。
「言うだけ言って実行しないなんて、無責任じゃないか」 とか、そんな風に思われるかもしれない。
しかしだ。
復興に貢献できるのは、お金をもっている人だけではない。体力がある人だけではない。
知恵が求められる。これから。もっと、いろんな風に。
今、矢のように被災地に飛んでいってボランティア活動をしている人、地元で義援金を集める運動をしている人、チャリティーライブをしている人。そういった人たちを後方から支え、次のステージを用意しておくこと。それがこのサイトの役目なのだと思う。
だって、長期戦になると思うよ。
復興、と言っているけれど、実際には新しい時代が始まっている。
日本を地震が起きる前と同じに戻すことはできないし、もはやそれは違う。
エネルギー問題にしても、人とのつながり方にしても、ブラッシュアップのときを迎えている。
それから、私は人間にはエゴがつきものだと認めている。でも、そのエゴを下手に隠すのは恥ずかしいことだと思っている。自分は、他人のためにそんなに熱くなれねえっす、という意見、それを否定したくない。そういう人にこそ意外と現実的なアイデアが宿っていたりする。
「今、このときをチャンスに変えたい」「ここでビジネスの勝機をつかみたい」「人生をやり直したい」「自分に何ができるか試したい」
そんな、「自分のため」という思いが、誰にもあると思うんだ。少なくとも私にはある。震災をきっかけにして、アイデンティティを確立する人はたくさんいるのではないかな。その思いが空回りを起こしたとき、迷惑ボランティアが誕生する。被災地に行けば自分が変わるような体験ができると安易に思う輩、それはインドに行けば人生が変わるって思って結局何も変わらない人とイコールだろう。
とはいえ、被災地の人のために……日本のために……とか、その思いは果たして長く続くだろうか。そこに自己の利益や心の充足をからめずして、やっていけるだろうか?
そう考えたとき、冷静な視点でさまざまな角度で可能性について探る必要を思った。持続可能な、それぞれの身の丈に合った活動。それが、その人の生業となってもいいだろう。生業ともなれば、そりゃあ真剣にやらざるを得ない。
善意×知恵。 何が生まれるか。
地震なんか起こることも思っていなかった頃、山居君と話していた。
「子供のころ、なんにでもなれるっていう万能感があったなあ、私」 と言ったところ彼は、
「そうすか?俺は、大人になってからの方がそれ感じますね」 と言った。
へえ、すごい自信家なんだな と思っていると、
「だって、今はインターネットとかでいろいろな人とつながれるじゃないですか。俺ひとりにはできないことも、できる人を集めて、みんなでやれば何でもできる。これ、すごい万能感すよ」
と言って、彼はわははと笑った。
ああ、そだね。もう、とっくにそういう時代なんだよね。
いろいろなアイデアが必要だ。いろいろな年代、職業から「思いつき」が集まるといい。それをまた誰かが実現に近づけていく。アイデアをひねり出そうとするだけでもいい。それはきっと、あなたの脳みそにとって、いい。
みんなで力を合わせるのだから、こういうサイトがあってもいいだろう? 自分の得意分野で時代に参加する。そのスタンスこそを、提案したい。
REVIVE311
http://revive311.jp/
まだまだ発展途上。
サイト自体へのアイデア や意見もお待ちしております。