踊る芝居好きのダメ人間日記

踊る大捜査線好きの観劇好き好き人間の日記です。
 
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「光の帝国」(少年社中)@青山円形劇場

2006.03.24(Fri)19時00分
三部作の第二弾です。今回の作品は、再演希望アンケート一番人気の
作品の改訂再演になっています。私は映像で見たことがあるのですが、
とても好きな作品なので、どんな感じに仕上がっているのか楽しみな
のでした。

一人の少女と一体のイヌ型ロボットが少年の前に現れる。彼女は彼の
ことを、おじいちゃんと呼んだ。彼女達は、夢に見た祖父に会うため
に未来からやって来たのだった。イヌ型ロボットは、タイムジャンプ
によって時を自在に操ることが出来るのだ。そんな彼女達だったのだ
が、捜し求めた人物は少年ではなかった。その人物は、少年が4年間
探し続けていた人物だったので、彼女達に協力することに。しかし、
彼女達を追う謎の人物が現れたりして…。

この作品は、ビデオで見ています。とても好きな作品でした。早稲田
の劇研のユニットとして活動していた時代に、テント公演として上演
されたもので、その空間は青山円形劇場で再現するには不釣合いな作
品だと思っていました。しかし、そんな予想は良い意味で裏切られる
ことになりました。

舞台美術が、良い感じです。初演の頃程の高低差を作り出すことは、
さすがに出来ていませんが、イントレを組んだ舞台空間は、劇研時代
を彷彿とさせる空間になっていました。イントレに乗る度に鳴る音が
心地良いのです。過去2回の円形公演では、水平方向には縦横無尽に
駆け回っていた少年社中ですが、今回は垂直方向も上手く使えている
ので表現の幅が広がっています。

ストーリー的には、初演とほぼ同じですが、キャラクターが少し増え
ていて、若干膨らんでいるようです。中盤が、ちょっと疾走感が足り
ないようにも思いますが、後半の怒涛の展開は観ていてテンションが
上がります。いつものように、音響と照明は抜群です。前半とかは、
いつも以上に新感線っぽい照明だったりしますが。

スネーキングやクチイヌの台詞にグッと来て、クライドのモノローグ
で涙を流してみたりして。正直、劇研を出てから、ちょっと停滞して
いる感があったのですが、久々にカタルシスのある作品に仕上がって
いたと思います。この勢いが三部作のラストにプラスに働いてくれれ
ば良いなと思います。

初日だし、平日だし、時期的なこともあるのかもしれないのですが、
客席に空席が目立ちました。勿体ない。かつての勢いは失いつつある
少年社中ですが、今回の作品は復活の兆しが見えます。円形なのに、
劇研アトリエっぽさのある空間を是非とも目にして欲しいと思います。

キャスト比較・役バレ注意
キャスト比較・役バレ注意
キャスト比較・役バレ注意

役名       初演(2000年)  再演(2006年)
クラウド     井俣太良  → 堀池直毅
パピコ      大竹えり  → 小松愛
クチイヌ     田辺幸太郎 → 井俣太良

おかん      辰巳智秋  → なすび

クラウドの仲間1 堀池直毅
クラウドの仲間2 近野聡子
グリフォン          → 長谷川太郎
ワイバーン          → 小笹将継
ハーピー           → 鈴木麻美

ビックママ    加藤妙子  → 山岸拓生
TOMOKO      高山朋子
カナリア           → 加藤良子

キャプテン・キャップ     → 廿浦裕介
フラッグ・フロッグ      → 山川ありそ
ラン・ファン・ファン     → 越智美由希
リン・ファン・ファン     → 杉山未央

スネーキング   佐藤春平  → 富永研司

クライド     川本裕之  → 田辺幸太郎

ミスティック・レイン     → 大竹えり
タイホン           → 加藤敦
偽クライド          → 森大

本日の公演は「少年社中・光の帝国」でした。

公式サイトは↓
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