鈴江さんの作品を観るのは久々だと思うんだけど、先日観劇データの
一部が喪失して、それの修復してないので調べるのが面倒だ。なんて
ことは、どうでも良くて、鈴江作品の交互上演ということで、どちら
も未見なので楽しみなわけで。
市役所に勤める女。普段ならば、待てども待てども誰もやって来ない
部屋で、音楽を聴いたり、読書をしたり。そんな、ある夜に職場の先
輩の女が、彼女の家にやって来る。どうやら寄っているらしく、その
日は泊まることに。翌日は休日だったのだが、彼女はテニスをしに行
くと言って出て行った。数時間後、その部屋には一人の中年男がいた。
女の不倫相手で、先輩と一緒にやっていたテニスをしている時に知り
合った男だ。しばらく、その部屋に足を運んでいなかった男は自分の
近況を少し語って、飲み物を買うと行って出て行ってしまった。男は
待てども帰って来ない。そんな時に、職場の上司がやって来て、誕生
日プレゼントだと言ってネックレスを渡してきた。だが、誕生日は半
年も先の話だ。なんだか気まずい雰囲気のまま、上司は帰って行った。
そして、また男を待つが、やはり帰って来ない。気持ちを切り替えて、
先輩のテニスの試合を見に行くと彼女は泣いていた。彼女のダブルス
の相手は、女の不倫相手だった。そのことで、いろいろ思う所があっ
たらしい。慰めるために先輩を連れて帰ると不倫相手が帰って来てい
た。そして、上司も戻って来た。気まずい雰囲気を察して、先輩と上
司は帰って行った。女は、男に別れを切り出した…。
あらすじ、ほぼ語ってしまっていますが、そんなに問題ないんじゃな
いかなぁと思っているのですが、うっかり読んでしまった人は、すみ
ません。
物語の出だしは、なんだか重苦しくて、唾を飲み込む音を立てること
すら憚られるような状況だったりしたのですが、次第にコミカルな面
が見えてくると、俄然面白くなってきます。
登場人物は、少なめなのですが、それぞれが見せ場というか、笑わせ
所があって、楽しいです。話自体は、主人公が不倫しているというこ
とでドロドロしてたりするわけですが、コミカルな見せ方のおかげで
ドロドロ感は、あんまり感じません。舞台美術が、なんか変わってる
というか独特で、一瞬だけ頭上から射す光とかがカッコ良かったりし
ます。女優陣のセクシーシーンもあるし。
もう一方は、どんな感じに仕上がっているのか、舞台美術の共用具合
とか、どんな感じなのか、楽しみです。
本日の公演は「青年団リンク・RoMT 待つ」でした。
公式サイトは↓