踊る芝居好きのダメ人間日記

踊る大捜査線好きの観劇好き好き人間の日記です。
 
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「ダークマスター」(庭劇団ペニノ)@こまばアゴラ劇場

2006.01.15(Sun)19時00分
この劇団の存在を知ったのは、けっこう前のことで、それは今から5
年前のガーディアン・ガーデンの公開二次審査会のことだった。その
時のプレゼンで、白塗りでアングラっぽいことをやっていた記憶があ
る。そのイメージが強く、なんだかんだと観ないまま5年が過ぎて、
ようやく初見に至るわけで。

キッチン長嶋は、客が全然入らないにもかかわらず、なぜか何年もの
間、経営を続けていた。ヤクザがやって来て、そろそろ店を畳めと詰
め寄られたりする日々なのだが。そんなある日、営業を終了していた
のだが、店の外の電気を消し忘れていたことから、サラリーマン風の
男がやって来る。三日も何も食べていないという男に乞われて、仕方
なくエビフライを食べさせるマスター。男の身の上を聞く内に、何か
を思いついたマスター。マスターは、男に自分の代わりに月給50万
で、店のマスターをやれという。行動の指示は、イヤホンでするので
料理も問題なく作れるという。試しに指示通りにステーキを調理する
ことに成功し、男は店のマスターとして働き始める。最初は、客足も
まばらだったのが、次第に店は大繁盛するようになるのだが…。

まず、特徴として挙げられるのが、FMラジオを利用した公演である
ということ。今回は、全ベンチ席になっているのですが、前2列では
1人1台のラジオが割り当てられていて、3列目以降では2人1台で
使うといった感じになっていました。まぁ、公演終盤は客入りも増す
でしょうから、どうなるか分かりませんが。携帯電話の電源が入って
いると、ラジオの電波の受信状況に影響するので、マナーモードでな
く、電源を切りましょう。なんか、最後の方が雑音ばっかりだったの
は、誰かが電源切ってなかったからなんじゃないのかとか疑ってしま
うのですが、真相は闇の中。ラジオを使う場面というのは、わずかな
んですが、なかなか楽しいです。青年団みたいな、激しい同時多発と
かには、ならないのでちゃんと聞き取れると思います。

最前列ベンチから観劇したのですが、ラストが観辛いので、若干後ろ
の方が良いような気もしますが、ぼそぼそと喋る場面もあるので、前
の方が良いようなきもするし、まぁ人それぞれでしょう。調理シーン
では、匂いばっちりなので、空腹注意ですね。

作品全体像的には、ミステリホラーテイストな作品のように感じです。
正直、謎の部分も多いので、自分で想像して補わないといけない部分
は、けっこうあります。でも、その想像しなければいけない部分が、
作品の面白さにもなっていると思います。

マンガが原作ということですが未読です。原作の狩撫麻礼さんという
のは、オールド・ボーイの土屋ガロンの別名義なわけで、テイストが
近いような感じもしたので、オールド・ボーイ好きの方なんかにも、
オススメかな。

ブラックテイストな作品ですが、後味は悪いものではありません。で
すが、上記に書いたように、謎が謎のままな部分が多いので、もやっ
とした感じには、なります。

聞いた所では、初演とはラストの辺りがずいぶんと違うようです。だ
いぶ客席が引きそうなラストだったのだろうなというのは想像がつき
ましたが、今回は大丈夫ですね。

マメ山田さんのコミカルな仕草が、客席に笑いを巻き起こしていまし
た。こんな小さな空間で、演技が見れるというのは、とても幸せなこ
とだなと思います。

これまた、動員的に余裕があるみたいなんですが、これから口コミで
客席が増えていくんじゃないかなと思います。そうであって欲しいで
す。

本日の公演は「庭劇団ペニノ・ダークマスター」でした。

公式サイトは↓
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